サプライチェーンマネジメント
NTTグループ共通となる基本的な方針・考え方
近年、企業には自社グループのみならず、原料・資材の調達から廃棄・リサイクルに至るまでのバリューチェーン全体において、人権への配慮、環境負荷低減などのESGリスクや持続可能性への影響を把握することが求められています。NTTグループはサプライ チェーンを構成する全てのサプライヤーの皆さまと相互理解を深めて信頼関係を築き、皆さまとともに高い倫理観のもと、安心・安全なサプライチェーンの構築・維持に努力し続けることで、持続可能な社会の実現に主体的・積極的に貢献していきたいと考え、「NTTグループ調達基本方針」※1を制定し、方針に基づいた調達を実施しています。
サプライヤーの皆さまに対しては、「人権・労働「安全衛生」「環境」「公正取引・倫理」「品質・安全性」「情報セキュリティ」「事業継続計画」の7分野について具体的な要請を示した「NTTグループサプライチェーンサステナビリティ推進ガイドライン」※2を公表し、サプライヤーの皆さまとの契約などに盛り込むことで同ガイドラインの遵守をお願いしています。また、環境に関しては同ガイドラインの内容を補うものとして「NTTグループグリーン調達基準」※3をあわせて公開し、サプライチェーン全体における温室効果ガス排出量の削減に向けた取り組みを進めています。
- https://group.ntt/jp/procurement/policy/index.html
- https://group.ntt/jp/procurement/supplier/pdf/NTT_Group_Guidelines_for_Sustainability_in_Supply_Chain_j.pdf
- https://group.ntt/jp/procurement/supplier/pdf/NTT_Group_Green_Procurement_Standards_jp.pdf
サプライチェーンの人権に関わるNTTグループの方針群
NTTグループ調達基本方針 | 持続可能な社会の実現に向けた調達活動の基本方針 |
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NTTグループ
サプライチェーンサステナビリティ 推進ガイドライン | 「調達基本方針」に基づき制定した、
社会的課題に対するサプライヤーの皆さまへの要請事項 |
NTTグループグリーン調達基準 | NTTグループの環境エネルギー方針や目標値、サプライヤーに遵守を求める具体的な法律や規格、調達にあたっての評価基準など |
サプライヤーとのエンゲージメントの確立
NTTグループがサプライチェーン全体で人権尊重を徹底する上で、サプライヤーの皆さまの協働は極めて大きな役割を担います。この認識のもと、「NTTグループサプライチェーンサステナビリティ推進ガイドライン」に即し、サプライヤーの皆さまとの信頼のおけるパートナーシップの構築を目的とした活動を進めています。
これまでNTTは、重要サプライヤーの皆さまに独自の「サプライチェーンサステナビリティ調査」のアンケートを実施してきましたが、2022 年度からは第三者評価機関(EcoVadis)※によるESGリスク評価を新たに開始しました。NTTグループとしてこれらの調査結果など を踏まえるとともに、NTTアーバンソリューションズとしてもサプライヤーの皆さまとの直接対話を実施するなど、サプライヤーエンゲージメント強化に向けた活動を推進しています。
さらに2024 年4 月1日以降は、NTTアーバンソリューションズグループ各社が発注側となり物品・役務・サービスの調達に関わる契約につき、調達におけるサプライチェーン管理の観点から、上記各種ガイドラインの理解と遵守を求める条文を盛り込み、取引先の皆さまの同意を求めています。
こうした活動を通じ、NTTグループ全体として、安心・安全なサプライチェーンの構築・維持による持続可能な社会の実現に貢献していきます。
https://ecovadis.com/ja/